サントリーホールで大植英次さん指揮の演奏会を初めて聴きました
大植さんはミネソタ管弦楽団の指揮者をしながら、フィラデルフィア管の定期などにも登場、バイロイト音楽祭でトリスタンを指揮するなど大活躍。現在は大阪フィルの指揮者です。
今日のオケはヨーロッパでの手兵、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団(なんだか複雑な名前だぁ)
曲はベートーヴェンのエグモント序曲とピアノ協奏曲第3番(ピアノは小菅優さん)、それに交響曲第7番。
今日の席はRCブロックといって、ステージの上手真横。普通は手前が死角で見えないところですが、その心配はありませんでした。vnT-vc-va-vnUという配置に正面後ろにcb.。vnは5プル目から管楽器側にずれて、広がらない並び。
なのでオケ全体が見えます。
まず、ずいぶん大植さんが痩せていたのにびっくり、ぐっと締まった体つきでカッコ良くなっていました。
大植さんの指揮は「ミッキーの大音楽会」並み。表情たっぷりの指揮ぶりで、曲の解釈をお客さんに身振りで解説してるかのような分かりやすさでした。ただしそれはこの席だからかもしれなく、正面だと何やってるかよくわからないかも。
小菅優さんのコンチェルトもよかったけど、白眉はやっぱり7番。予想通り、いやそれ以上に大上段に振りかざしたような「やりきった感」のある重厚なベートーヴェンでした。
終楽章では表現したいことがありすぎて少しずつ遅くなるところが面白かったです。
カーテンコールは大見得を切りすぎて、ちょっと疲れちゃいましたが。
アンコールは小菅さんがメンデルスゾーンの無言歌から2曲(タイトル知りませんが)、最後はアヴェベルムコルプスかと思いきや、チャイコのモーツァルティアーナという曲だそうです。
それとフルート奏者が気持ちよく音が抜けてて上手かった!ドイツではおそらく中堅どころのオケだと思うのですが、それでもこんなに上手いのかと変な感心の仕方をしました。
この日は18時開演。そのためかアンコールが静かに演奏される中、あちこちでグゥ〜グゥ〜お腹のなる音がしてウケました!僕もならしました!!
帰りは赤坂サカスで地中海料理を堪能
これまでは演奏会が終わるとそそくさと帰っていたのですが、こういうスポットができて本当によかった!
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